パラリンピックの学校観戦中止と区立幼稚園、小・中学校、義務教育学校の臨時休業について(状況ご報告)
8月24日の午後、パラリンピックの学校観戦の中止に加えて、8月25日から9月3日までの間、区立幼稚園、小・中学校、義務教育学校を臨時休業(休園、休校)とすることが江東区から発表されました。
臨時休業については私も寝耳に水であったため、昨日区役所の幹部(副区長他)と私が現在所属している自民党との意見交換会がありましたので、 以下、聴取した内容をご報告申し上げます。
【パラリンピックの学校観戦中止について】
(中止決定のプロセス)
・8月24日に教育委員会を開催して、最終決定をした。
(中止決定の理由)
・東京都の方針で、オリンピックの学校観戦は中止にしていた経緯がある。
・7月、8月で、10代や10代未満のこども達の感染が激増してしまったことが大きな要因。
→とりわけ、こども達間の感染が顕著となって表れた(デルタ型の影響と推察)
・こども達のみならず、その他区民の感染者も激増している。
・初めて施設内に入る競技会場で、引率者が万全の感染症対策が実施できるか不安もあった。
・中止を表明する自治体が多くなっていた。
→本日現在の都内の観戦実施予定自治体:渋谷区、杉並区、新宿区、八王子市のみ
(私見)
・学校休業も同時に検討する中で、パラリンピックの学校観戦を実施する、という選択肢が狭まったのでは、と推察される。
・オリンピック・パラリンピックの10の競技会場がある江東区で学校観戦を中止することは、苦渋の決断であったであろう。
【区立幼稚園、小・中学校、義務教育学校の臨時休業(休園、休校)について】
(中止決定のプロセス)
・8月24日に教育委員会を開催して、最終決定をした。
(臨時休業の理由)
・上述の学校観戦中止決定の理由と同様に、感染拡大基調のため。
(私からの申し入れ事項)
・仮に臨時休業(現在は~9月3日まで)の延長をする場合には、判断基準と時期を明確にして、保護者への通知は時間的余裕を持って実施すること。
・今回臨時休業した期間について、学習時間(遅れ)を取り戻すために、例えば冬期休暇を短縮する可能性があるのかなど、早期に検討をして保護者へ通知すること。
・区立中学校、義務教育学校(後期課程)は多くが臨時休業明けに前期期末考査が予定されているが、その実施時期について予定を翌週以降にするなど、特段の配慮をすること。
(私見)
・突然の臨時休業の判断であったため、教育委員会としても休業中の体制整備など未決定の事が多いようである。
・今こそ、GIGAスクール構想で配備されたPCを活用して、切れ目のない教育環境の構築に努めることを期待したい。(教職員の皆様の底力に期待しています!)