晴海通り(豊洲→東雲)の自転車走行レーンの整備について
過日、東雲橋の歩道上へ、自転車走行速度抑制のための赤いポールを9本設置させていただくことをご報告申し上げました。
その際、「自転車は車道へ走行レーンを整備して晴海通りを走行させ、歩道は歩行者専用にして欲しい」というご要望を複数いただきました。
私もその趣旨に賛同し、本件について道路管理者である東京都建設局へ意見聴取した見解を以下に共有させていただきます。
<東京都建設局の見解>
豊洲から東雲へ向かう晴海通りは、東雲橋上で左折専用レーンが出現します。
橋を渡りきった辺りで左折専用レーンがはっきりと現れますが、多くの車両が直進であり、自転車の多くも進行方向は直進と分析されています。(辰巳方面ではなく、東雲、有明方面が多いということですね)
そこで、自転車走行レーンを左折専用レーンから直進方向へ整備することも考えられますが、その場合、左折車による自転車巻き込み事故が大いに懸念されるので不可、ということでした。
そうなると、自転車は東雲橋の途中から真ん中の車線を走行しないと直進できないことになり、自転車の運転手はもちろん、自動車の運転手側もとてもヒヤヒヤする状態になり、現実的ではありませんね。
ここで、道路交通法を確認しておきます。
【道路交通法】※平成20年6月施行
①自転車は原則は車道を通行すること
②13歳未満と70歳以上の方は歩道を通行できる(車道寄りを徐行すること)
③安全に車道を通行できない身体障害をお持ちの方は歩道を通行できる
④車道の状況に照らして歩道の通行がやむを得ないと認められる場合は歩道を通行できる
東雲橋の部分は、上記④と解釈されているとのことです。
上記より、現状は自転車は東雲橋を渡りきった場所からイオンへつながるスロープを利用して歩道橋を直進方向へ走行できるため、自転車の左折巻き込み事故の可能性を排除し、かつ、直進することが可能な現在の状況がベストである、という結論でした。
皆様も様々なお考えやご経験がお有りでしょうが、私自身、前職で損害保険会社に21年間勤務して多くの交通事故に接してきた経験値からも、現状がベストであることを再認識いたしました。
なお、近い将来東雲橋の架け替えが予定されておりますので、その際に何か良い方策が打ち出せないか、東京都建設局には申し入れをいたしました。
★下から2枚目の写真、交差点の中央部分の車線が無く自動車の運転に支障がある、というご意見をいただきましたので、早急に白線を引いていただけるよう要望いたしました。(2月中に施工されます)