平成31年度予算審査特別委員会で質問いたしました!

平成31年度の策定された予算について審議を行う「平成31年度予算審査特別委員会」が開催され、私からは一般会計予算(議会費・総務費・民生費・衛生費・産業経済費・土木費・教育費・公債費)のうち、民生費、土木費、教育費について本区の姿勢を問いました。
 長文となりますが私の政策の根幹にも触れておりますので、是非ともご確認ください。

★民生費 <私立保育所運営へ追加補助を>答弁者:保育課長
Q:近年の猛暑を鑑み、特に園庭の無い私立保育所の園児達の外遊びが制限されないように、持ち運びできるサーキュレーターや日除けネットなど、暑さ対策の備品購入の費用補助をするべきでは。
A:現在は費用の補助は行っていないが、私立保育園連盟や各園の園長先生方から直接お話を伺いながら、今後検討していく。
感想) 各園から要望が出るまで待つのではなく、行政側から園児達を守る暑さ対策について、積極的に情報発信や情報共有をするよう要望いたしました。

<成年後見制度利用支援の拡充を>答弁者:地域ケア推進課長
Q:本区においても高齢者人口が増加傾向にあるが、長生きに伴い判断力の低下や認知症の発症が医学的にも認められている。そこで、高齢者の方々を詐欺被害などに遭わないように法的側面からお守りする「成年後見制度」の更なる普及促進を目的に、成年後見人の選任が完了するまでの事務手続き費用について、新たな枠組みで助成をするべきであると考えるが、いかがか。
A:現在は、生活保護受給者及び準ずる低所得者に対して助成を行っている。対象拡大にあたっては潜在ニーズの把握が困難であり即時の実施は難しいが、利用促進法の趣旨を踏まえ、様々な方の権利を適切に擁護していくために、成年後見制度の利用促進に向けて検討する。
(感想) 潜在ニーズの把握が困難なので実施しない、ではなく、本事業は行政の責務としてまずは助成の枠組みを整えてからニーズや利用推移を見極めるべきであり、制度の早急な整備を要望いたしました。

★土木費 <公園・児童遊園の清掃回数増を>答弁者:施設保全課長
Q: 公園は赤ちゃんからお年寄りまで幅広い世代が利用する憩いの場である。しかし、地域によっては、区民や区内に事業所がある従業者によるタバコやゴミのポイ捨ても目立つ。さらに、2020年4月に東京都受動喫煙防止条例が全面施行されると、大多数の飲食店内で喫煙ができなくなり、公園での喫煙者増加による受動喫煙が大いに懸念される。そこで、東京五輪・パラリンピック大会で多くの観光客が訪れる本区の公園は美しい、と国内外にもアピールできるチャンスと捉え、清掃回数を増やして公園における喫煙やポイ捨てを牽制するべきであると考えるが、いかがか。
A: 駅前の公園などは週に3回ほど清掃を行っているが、ゴミ放置の禁止看板の設置だけでは解決できていない。現在も状況に応じて清掃回数を増やすなど工夫をしているが、ゴミが放置されないよう初動での公園の巡視を増やし、ポイ捨ての芽を摘んでいくよう努めたい。
(感想) 多くの観光客が訪れる本区の公園はゴミがゴミを呼ぶ状況へ陥らないように、維持管理の向上をあらためて求めました。また、受動喫煙対策については、煙の漏れない喫煙スペースの設置など、今後も粘り強く提言して参ります。 

★教育費 <豊洲西小学校の増築について>答弁者:教育委員会庶務課長
Q: 現状においても児童数に対して校庭が狭い豊洲西小学校が、平成31年度より増築工事に入り、今後さらに児童一人あたりの校庭面積が狭くなる。児童の運動能力の低下や健全育成に対して懸念が生じるが、学校近隣の都有地を民間開放型の運動場として整備をして、豊洲西小学校の第二校庭として平日は利用ができるよう都と折衝するなど、課題解決を図れないのか。
A: 現在の約700名の児童数が、3年後には約1,200名へ増加する見込みである。児童一人あたりの校庭面積は本区平均の半分以下になると共に、文部科学省が定める基準の約4分の1となる。なお、近隣の都有地は都市計画で用途が定められており活用が難しいが、関係所管を交えて課題解決に向けて検討する。
(感想) 児童数は将来的には逓減することも想定されているが、今在籍している多くの児童達のために、課題解決に向けて全力で取り組まれるよう要望いたしました。