平成29年度決算審査特別委員会で質問いたしました!

平成29年度に執行された事業について審議する「平成29年度決算審査特別委員会」で、一般会計予算(議会費・総務費・民生費・衛生費・産業経済費・土木費・教育費・公債費)のうち、総務費、民生費、教育費の中身について質問いたしました。

 長文となりますが私の政策の根幹にも触れておりますので、是非とも裏面にてご確認ください。
なお、質疑応答の様子は江東区議会ホームページの録画中継でご覧いただけます。

★総務費
<水害に備えた救助用ボートの配備を>

Q:救助用ボートを、区内に320隊ある災害協力隊へ費用助成をしてきめ細かく配備するべきでは。また、本区所有の救助用ボートを大規模水害時に流出しないよう、建物の3F以上の高所へ配備するべきでは。 

A:災害協力隊には世帯数に応じた助成金制度がある。(500世帯以上は年間7万円など)また、ボートの配備については、非浸水地域の倉庫への配備が適していると考える。 

(感想)
 災害協力隊に対して、救助用ボートの購入について本区からも啓発するよう求めました。また、“非浸水地域”という概念は捨て、区内全域が浸水する想定を持つべきであると警鐘を鳴らしました。

 

★民生費
<保育所に事故防止のためのビデオカメラ設置費用補助を>

Q:本区では不審者対策としての防犯カメラ設置の費用補助はあるが、事故防止の体制強化にかかるビデオカメラ設置も費用補助をするべきでは。 

A:設置に対して、各運営法人や保護者の意向を踏まえて検討する。  

<保育所のICT化推進へ費用補助を>

Q:保育所の運営効率向上や保護者とのコミュニケーションのツールとして保育業務支援システムを導入する際に、機器整備にかかる費用補助をするべきでは。  

A:保育士の業務軽減や保護者のメリット、ひいては保育士の定着につながるか各運営法人へヒアリングを実施し、補助金の新設について検討する。  

(感想)
 多くの運営法人からいただいた現場の声をお届けしました。費用補助が実現するように、今後も注視して参ります。 

<保育所のおむつ持ち帰りの廃止を>

Q:30ある全ての区立保育園と、区内約2割の民営保育所ではおむつの持ち帰りが実施されている。衛生面での懸念があり、また、持ち帰らせる準備をする保育士と持ち帰る保護者の両者のストレスを無くすために園での廃棄処分とし、廃棄費用を助成するべきでは。  

A: 保護者ニーズの高まりと事業実施にかかる経費を総合的に検討する必要がる。まずは、各施設の現状を把握する。 

(感想)
 おむつを持ちながら夕食の買い物に行かれる多くの保護者のストレスを解消するため、今後も追求して参ります。 

★教育費
<江東きっずクラブの開設時間の拡大を>

Q:かねてより要望している学校休業日の預かり開始時間を現行の8時30分から8時へ繰り上げる件について、検討状況は。  

A: 今年度実施している意向調査の結果なども踏まえながら、判断をする。 

(感想)
 過去にない、前向きな答弁でした。早期実現に向けて注視して参ります。 

<有明地区へ土曜日の児童の居場所を>

Q:かねてより要望している有明地区へ児童館の新設が難しいのであれば、有明西学園の江東きっずクラブを、土曜日も利用できるようにするべきでは。 

A: 住民ニーズの変化に対応できるよう、他の乳幼児施設との連携など現在も検討している。なお、有明西学園の利用は、現時点では困難である。 

(感想)
 平成32年4月に有明地区に新設予定の“子ども家庭支援センター”への併設を強く要望致しました。 

<園庭の無い幼児施設のこども達へ安全な遊び場所を>

Q:公立小学校・幼稚園の放課後の校・園庭を、園庭の無い幼児施設のこども達に安全な遊び場として開放できないか。  

A:地域の方から多くの要望があれば、放課後の課外活動の利用状況なども確認しながら各校・園と協議をする。 

(感想)
 園庭のないこども達に区立の施設を貸し出すことに違和感は無いと考えます。 

<学校閉庁日の人員配置について>

Q:今年度初めて実施された夏休み期間中の学校閉庁日であるが、プールの水質管理等で出勤を余儀なくされた教員がいたとお聞きしている。プールの水を抜くか、閉庁日期間中の人員配置が必要では。 

A: プールの水を張るには1校あたり30万円程度の経費が必要となるため、水質の管理委託について検討する。 

(感想)
 教員が閉庁日期間中にリフレッシュしていただくことで、こども達にも良い効果が享受できると考えます。 

<電子黒板を全教室に配備を>

Q:各校に数台ずつ配備されており、視覚的にも効果的な授業展開が実現できる電子黒板(パソコンとプロジェクターによる投映)を、小・中学校の全教室に配備するべきでは。 

A: わかりやすい授業づくりに貢献しており、機器の増設を行っていきたい。 

(感想)
 今年度開校した有明西学園には全教室に配備がされており、効果が認識されていると判断します。配備が実現するまで、今後も注視して参ります。 

<小学校のキャリア教育に“キッザニア東京”の活用を>

Q:本区と関わりが深い“キッザニア東京”の職業体験プログラムを、小学校のキャリア教育に活用できないか。また、在館中英語で過ごすプログラムもあり、英語に慣れ親しむ好機にもなると考える。 

A:区内の施設である“キッザニア東京”や“英語村(TOKYO GLOBAL  GATEWAY)”の活用は有用であると考え、検討する。  

(感想)
 小学生には“キッザニア東京”、中学生には“英語村”の活用が妥当であると考えます。
足立区では小学生を対象に公費で“キッザニア東京”を活用しており、本区でも早期の予算化を目指します。