本会議一般質問に登壇いたしました!

本日、年に1回の区議会本会議一般質問の機会をいただき、現在私が取り組んでいる政策について区役所側に提言いたしました。
 質疑応答は以下のとおりです。皆様方からのご意見、ご要望も是非私にお寄せください!

【ペットが同行できる避難所の開設を】 

Q:過日の台風19号では亀戸、大島、東砂地域に本区初の「避難勧告」が発令され、小・中学校を中心とした避難所が開設された。
 その際、本区では避難所の受け入れの際にペットを同行した避難は受け入れないとしているが、それが理由で避難をせずに自宅に留まられた方がいらっしゃったとの報告がされている。
 ペットは家族同様に大切な存在であり、ペットが同行できる避難所を開設するべきであると考える。
 そこで、動物アレルギーの方もいらっしゃることを鑑み、浸水が想定されない地域の避難所であれば垂直避難が不要であり、ペットの避難場所を人間の避難スペースと分離することが可能と考える。

A:本区初の避難勧告であったことで各避難所では情報の連携が欠如しており、ペットの同行を受け入れた避難所もあれば、お断りした避難所もあった。
 ご提案のとおり、浸水しない地域の避難所であればペットと人間の避難スペースの分離が可能であり、選択肢の1つであると考える。

※浸水が想定されない地域:主に塩浜、枝川、豊洲、有明、東雲、辰巳の区内南部地域 

★具体的な提案をしたところ、区役所側に新たな手法として認識させることができました。
 ペットが同行できる避難所が本区の避難計画に明記されるように、引き続き取り組んで参ります。 

【有明西学園前の区道にスクールゾーンの設置を】 

Q:通学途中の交通事故を完全に防ぐには「スクールゾーン」の設置が最良の手段である。
 有明西学園前の区道は豊洲市場関係者やタクシーなど、猛スピードで走る住民以外の車の往来が多く、交通事故が大いに懸念される。
 地元の自治会等の合意形成も図られており、平日朝の交通規制を伴うスクールゾーンの設置を強く要望する。 

A:湾岸警察署の見解では、歩道が整備された道路であることと交通量が少ないことより、スクールゾーンの設置は難しいとの判断である。
 しかし、児童・生徒の安全を求める地域の切実な要望と認識し、引き続き設置を要望していく。 

★有明マンション連合自治会、江東区立有明西学園、バディスポーツ幼児園有明園、ひまわりキッズガーデン有明の森、私の5名の連名で、東京湾岸警察署に取り急ぎ横断歩道へ信号機設置の要望書を提出いたしました。設置の実現に向けて、今後もしっかり取り組んで参ります。 

【キッズゾーンの積極的な設置を】 

Q:本年5月、滋賀県大津市で保育所外の移動中に園児が交通事故により亡くなる大変痛ましい事故が発生し、その後もたびたびこどもが被害者となる交通事故が発生している。
 その後、11月12日には厚生労働省と内閣府から全国の自治体と警察に対して「キッズゾーン」の設置を検討するよう通知されている。
 交通規制までは踏み込まずとも、路面の表記で近くに保育施設があることをドライバーに視覚的に注意喚起できるキッズゾーンの設置を本区として積極的に推進すべきである。 

A:現在、危険箇所の合同点検とその対策を検討している。今後、道路管理者や警察と安全対策を進める中で、キッズゾーンの設置についてもあわせて検討していく。 

★園庭の無い保育施設も多く、園児が近隣の公園などへお散歩している微笑ましい姿が多く見られます。園児や保育士の皆さんをお守りする為にも、引き続き設置の動向を注視して参ります。 

【児童・生徒の自転車保険の公費負担を】 

Q:令和2年4月から、東京都の条例で自転車利用者に対して自転車保険の加入が義務化される。現在、お隣の中央区を含め、全国では多くの自治体が自転車保険の公費負担を開始している。
 平成25年7月の神戸地裁の判決では、当時小学5年生が加害者となった自転車事故で9,521万円の賠償がその保護者に命じられていることもあり、万が一の自転車事故からこどもやその保護者を守り、また、被害者に対する賠償資力の確保も含めて、希望する小・中学生に対して民間の自転車保険の公費負担を実施すべきである。 

A:いくつかの自治体が公費負担を実施していることは認識しているが、現時点において本区として実施する考えは無い。
 なお、保険加入の必要性とともに、区が斡旋している“区民交通傷害保険”の周知に努めることとしたい。 

★区民交通傷害保険は示談交渉サービスが付帯されておらず、損害保険会社に21年間勤務した私に言わせると不完全な商品であります。
 本件については、今後も機会を捉えて提案して参ります。

以上

20191128本会議