本会議一般質問に登壇いたしました!

本日、年に1回の本会議一般質問の機会をいただき、大綱3点について本区の姿勢を問いました。
 質疑応答の詳細は以下のとおりであります。いずれも区民生活に密着した重要な案件であると認識しておりますので、今後の本区の対応状況をしっかりとチェックしてまいります。

無題

一般質問

【受動喫煙対策のさらなる強化を】

Q:受動喫煙のある人は、無い人に比べて肺がんリスクが約1.3倍になると言われており、受動喫煙を受けなければ年間約1万5千人が死亡せずに済んだと推計されている。
 本区は“歩行喫煙”が区内全域で禁止されているが、“路上喫煙”が禁止されているのは区内10カ所の駅前禁煙重点地区のみである。
 区内全域を“路上喫煙”禁止とするべきでは。
A:当面はパトロールの実施や啓発看板の設置等により、粘り強く喫煙マナーの向上に努めていきたい。 

Q:平成29年度実績で37億円にも上るタバコ税を財源として、また、タバコ事業者の補助等も活用しながら、煙の漏れない喫煙所を区内各所へ設置した後に区内全域を禁煙にしたらどうか。また、その財源で禁煙外来の治療費を補助する“卒煙”へ向けた施策を展開したらどうか。
A:喫煙所の整備は国の専門委員会で喫煙室の基準について検討されており、国の動向を注視したい。また、“卒煙”に向けた治療費の補助は、予算化を検討する。 

Q:公園は、園庭の無い保育園児等の活動場所にもなっており、幼い園児がポイ捨てされたタバコを口に入れてしまう深刻な懸念もある。
 まずは早急に、公園から全面禁煙にするべきでは。
A:公園の遊具付近に立て看板を設置して、公園内の分煙を図っている。全面禁煙については、引き続き検討課題とする。なお、児童遊園は地元町会から禁煙化の要望があれば、順次禁煙化を進める。 

(感想)
私自身、タバコを1本も吸ったことが無い嫌煙家です。受動喫煙防止については国や都の動向を注視し、タイミングを見ながら引き続き要望してまいります。
 まずは、公園の禁煙化から全力で取り組みます。 

【高齢者施策のさらなる充実を】

Q:豊洲長寿サポートセンターが担当する地区(豊洲、東雲、有明、青海)は高齢者人口がとても多く、機能不全に陥っている。また、この地区には介護サービス事業者数が少なく、新たにこの地区へ進出する事業者へ一定期間家賃補助をする等、進出を後押しする施策が必要では。
A:豊洲長寿サポートセンターの運営状況を適宜把握するとともに、さらなる体制強化を図るなど、高齢者の皆様へ適切な支援を行えるように対応する。
 また、事業者に対しては、家賃補助も含めた対応策を地域ケア会議の中で研究する。

Q:私から平成27年6月の本会議一般質問で「都営豊洲4丁目アパートの建替えに伴う13号棟跡地へ、お年寄りが集える場所の設置と介護事業者の誘致」を要望している。
 要望から3年が経過するが、現状はいかがか。
A:要望を受け、平成27年11月に東京都都市整備局へ「高齢者施設及び障害者施設の整備」を希望する文書を提出している。
 今後の進展に伴い、機会を捉えて引き続き要望する。 

(感想)
現場の混乱している状況との温度差を感じる答弁でした。引き続き警鐘を鳴らしながら、13号棟跡地にはお年寄りの皆様のための施設を誘致できるよう、今後も全力で取り組みます。 

【火葬場の新たな整備を】

Q:本区の死亡届受理件数は年々増加しており、今後も増加傾向が続くと見込まれている。近年、本区で亡くなった方の約3割が利用する瑞江葬儀所の予約が取りにくくなっており、“火葬難民”が発生し始めている。
 そこで、現在大田区と土地の帰属を巡って係争中である中央防波堤埋立地へ、新たな火葬場を整備してはどうか。
A:今後の死亡届受理件数の増加を鑑みると、現有施設だけでは対応できないと認識しており、新たな火葬場の設置について検討する必要がある。
 今後、区民や区議会の意向を踏まえ、調査研究していく。 

(感想)
前例を確認すると、新たな火葬場の整備には概ね7~8年掛かっている。今後10年後あたりが死亡者が最も多くなるとも想定されており、本件は早期に設置に向けた検討を進めるように取り組みます。