令和2年度(補正第5号)予算審査特別委員会で質問いたしました!

本日、令和2年度に策定された補正予算(第5号)について審査を行う「令和2年度予算審査特別委員会」が開催され、私からは以下2点について本区の姿勢を問いました。
また、明日以降、5日間に渡り開催される「令和元年度決算審査特別委員会」では委員長を仰せつかる予定であり、議事進行の役割に専念するために質問はいたしません。 

 なお、本内容については11月に開催させていただく区政報告会にて詳細ご説明申し上げますので、お気軽にご参加ください!(区政報告会の詳細は8月26日の投稿にてご確認ください)

(令和2年度(補正第5号)予算審査特別委員会 質疑応答)
【総務費】
①地域文化施設の収益力強化に向けて

Q:今回の補正予算では、各文化センターや江東公会堂、その他深川江戸資料館などの歴史文化施設の運営費用について増額要求がされている。
 緊急事態宣言や外出の自粛の影響により各施設の利用率は例年の半分程度ということであるが、今後稼働率を高めていく方策として、各施設にWi-Fi環境を整備して動画配信を可能にするなど、利用者の利便性向上を図るべきであると考えるが、いかがか。
A:Wi-Fi環境の整備により、稼働率向上の一定の効果が見込まれると認識する。今後、他の区有施設も含めた環境整備の検討が必要であり、研究していく。

Q:ピアノ奏者やプロの音楽家の皆さんが、コロナ対策のための各種制限により従来とおりの活動ができず、大変困窮されているという報道を度々見掛ける。
 そこで、ホールにおける演奏会などの動画配信を有料で実施できるように体制整備をしてはいかがか。
 そうすることで「投げ銭方式のオンライン公演」などの新機軸を打ち出し、アーティストの支援にもつながり、ひいては施設利用増による収入向上にも寄与すると考える。
A:コンサートなどを動画配信することで、音楽家の皆さんの活動支援になることに加えて、区民の利便性向上につながるとも考える。
ただし、有料配信となると本格的な動画配信のための有線の整備などが必要であり、費用対効果なども検証しながら研究していく。

★各文化センターやホールについて、研修会や公演の場を貸し出すだけの受け身の姿勢ではなく、“稼ぐことができる施設”として認識するべきであります。
ウィズコロナの時代の到来を新たな挑戦に踏み出す機会として捉え、スピード感を持って検討するよう要望いたしました。

②安全・安心な成人式に向けて

Q:今年度の成人式はコロナ禍ということもあり、例年の参加者人数の傾向を当てはめることはできないと考える。(前年度の参加人数2,537名/参加率63.4%)
 よって、インターネットなどを活用し対象者に事前に参加の意向調査を実施して、より現実的な参加人数を把握したうえでコロナ対策を立てるべきであると考えるが、いかがか。
A:事前に参加者数を概算でも把握することができれば、対策を立てるにあたって有効であると考える。
しかし、意向調査には回答しなかったものの当日になって参加をする方が多くいらっしゃる恐れもあり、事前の意向調査については課題もあるため、検討課題としたい。

★傾向を把握してから対策を立てるのが当たり前であり、事前調査に消極的な姿勢を厳しく批判いたしました。開催後に、参加人数など検証したいと思います。

Q:本区の有明1丁目には、来年に延期された東京2020大会で使用される予定の“有明アリーナ”がある。
 当該施設は、開催が予定されている“ティアラこうとう”の10倍以上の15,000人収容のキャパシティがあり、いわゆる3密回避にも適していると考える。
 ついては、東京2020大会の機運醸成に寄与することも鑑み、今年度の成人式を“有明アリーナ”で開催してはいかがか。
A:6月に有明アリーナに打診したところ、今後の見通しが立たないということで良い返事をいただけなかったため、例年とおりの“ティアラこうとう”で開催する準備を進めている。

★インターネットやSNSを活用すれば、その時の状況に応じた臨機応変な開催が可能であると考えます。一度決めたことから柔軟に変更を実行しない(できない)ところが行政の強みでもあり、弱みでもある、と苦言を呈しました。
このコロナ禍の状態をチャンスと捉え、新たな取り組みに果敢に挑戦するよう要望いたしました。
加えて、成人式は人生の節目となる大切な行事であり、コロナ禍を理由に時間短縮や簡素化ばかりに目を向けることなく、新成人が、成人した自覚と責任感を確認できる思い出深い式典となるよう、重ねて要望いたしました。
                                     以上