平成30年度予算審査特別委員会で質問いたしました!

平成30年度の策定された予算について審議を行う「平成30年度予算審査特別委員会」が開催され、私からは一般会計予算(議会費・総務費・民生費・衛生費・産業経済費・土木費・教育費・公債費)のうち、総務費、土木費、教育費について本区の姿勢を問いました。
 長文となりますが私の政策の根幹に触れておりますので、是非ともご確認ください。

 なお、質疑応答の様子は江東区議会ホームページの録画中継でご覧いただけます。

★総務費
<南部地域の区役所出張業務について>
Q:今後有明地区の人口は現在の約9,000人から約38,000人にまで増える予定であり、南部地域の業務を豊洲特別出張所では賄いきれなくなることが想定されるため、本区として有明地区へ土地を早急に確保して出張所の新設をすべきと考えるが、いかがか。
A:繁忙期には最大で約2時間程度の待ち時間となった実績がある。現時点では新たな出張所開設の計画は無いが、今後の人口動向を十分に注視すると共に、豊洲特別出張所の体制強化を検討していく。
(感想) 動向を注視する段階は既に終わっており、土地の確保を検討する段階であると考える。
平成30年度から策定に入る、今後10年の本区の方針を定める「江東区長期計画」において計画化されるよう、引き続き要望してまいります。

<豊洲町会事務所建設費の助成について>
Q:現在豊洲保育園が暫定移転している仮園舎について、平成32年度に保育園が新設地へ移転した後に、豊洲町会へ貸与いただけないか。
建物の貸与が困難な場合、本区の地区集会所として本区財源にて建物の建設を要望するが、いかがか。

A:仮園舎は、建築基準法の申請時に使用後は解体して更地にすることが条件となっており、貸与はできない。
地区集会所として建設する計画は無いが、平成32年度以降に豊洲4丁目都営団地の建て替えに伴う都有地の創出用地の活用について、検討課題としたい。

(感想) 東京都が絡むと、本区は非常に交渉力が弱いと感じます。東京都と江東区は地方自治体としては対等であり、今後早急に折衝を進めるよう要望してまいります。

【要望が実現いたしました!】
昨年の本委員会で要望をした区民交通傷害保険の自転車賠償責任プランの限度額が、平成30年度は要望とおりに1千万円(保険料300円)から1億円(保険料400円)に増額されました!

★土木費
<自転車駐車場の整備について>
Q:平成29年度に整備されるはずであったりんかい線の国際展示場駅、ゆりかもめの新豊洲駅・市場前駅について、整備計画が平成31年度へ先送りされた。
豊洲新市場の開場も本年10月に決定したため、遅くとも平成30年度中に整備すべきと考えるが、いかがか。

A:市場の移転が延期されたことに伴い、整備時期を変更した。国際展示場駅前については東京都港湾局の用地であるが、協議が整い次第早期の整備に向けて取り組んでいく。
(感想) オリンピック・パラリンピック大会までには、という雰囲気を感じたため、その空気感に流されることなく早期の整備を要望いたしました。今後も動きをしっかりとチェックしてまいります。

★教育費
<外国語教育に“英語村”と“キッザニア”の活用を>
Q:昨年の本委員会で要望した、本年9月に本区青海に開設される英語村(TOKYO GLOBAL GATEWAY)の予算化がされていないのは何故か。また、キッザニアの英語プログラムの活用について、検討状況はいかがか。
A:いわゆる英語村は、施設が完成しておらずに効果が検証できないため、予算化が見送られた。また、キッザニアについては、本区の教育プログラムに合致した十分な対応ができないということで、こちらも見送られた。
(感想) 英語村について、効果の検証には、まずは試行実施をするべきであります。    学校の独自予算で計画化している中学校もあり、情報の収集と検証を要望いたしました。
キッザニアについては、効果測定を求めるものではなく、小学校の中学年向けに英語に触れる機会としての再検討を要望いたしました。

<江東きっずクラブの開設時間の拡大を>
Q:平成28年度決算審査特別委員会で要望をした「A登録について、現行のB登録同様に19時までの時間延長」と、「夏休み期間中など学校休業日の預かり開始時間を、現行の8時30分から8時への繰り上げ」について、検討状況はいかがか。
A:A登録について、B登録とは事業の性格が異なるために、時間延長は予定していない。なお、預かり時間の繰り上げについては検討を進める。
(感想) 預かり開始時間の繰り上げについては、平成31年度より実現できるとの感触を得ました。決定いたしましたら、私の区政レポートでお伝えさせていただきます。

<有明地区へ児童館機能の整備を>
Q:平成28年度決算審査特別委員会でも要望したが、有明地区には児童館が無く、土曜きっずクラブを利用する場合には東雲まで行かなくてはならない。他の公共施設と連携しながら整備を検討するとのことであったが、状況はいかがか。
A:子ども家庭支援センターなどとの連携について、現在検討している。
(感想) 有明小学校や有明西学園の教室を土曜きっずクラブとして開放できないか、検討を要望いたしました。また、有明西学園の横の敷地に本年7月に開設される「バディスポーツ幼児園(有明園舎)」との連携についても提案いたしました。

<特別支援教育のさらなる充実について>
Q:知的障害があり通常学級に在籍しているこどもは、発達障害を持つこどもとは異なり、現在の制度では通級学級を利用できない。  
 よって、各校に配置されている学習支援員について、知的障害を持つこどもへの合理的配慮として、特別支援学校教諭免許状の保有者を採用するなど充実させてはいかがか。
A:学習支援員は校内の研修や心理士からの助言を得ながら、専門性を高めている。よって、必ずしも免許取得者である必要は無いと考える。
(感想) 本区で特別支援教育に関わる教員の特別支援学校教諭免許状の保有者は小学校で39%、中学校で17%であり、人材配置が厳しい状況であります。合理的配慮が実現できるよう、今後も人材配置の充実については要望してまいります。

【要望が実現いたしました!】
過去幾度にも渡って要望してきた学校安全対策事業について、平成30年度に“さすまた”の追加配備が実現いたしました。(対象:区立の幼稚園、小・中学校、義務教育学校)                                                         

                                     以上